2:水が乾燥しにくいこと 水と混ぜて墨をすることになります。 若田石は長崎県下県 しもあがた 郡若田川より、玄昌石は宮城県石巻 いしのまき 市雄勝 おがつ 町の海岸から、竜渓石は長野県上伊那 いな 郡の天竜川上流付近でそれぞれ採取され、鳳来寺石は金鳳石 きんぽうせき ともいわれ、愛知県南設楽 みなみしたら 郡鳳来寺山より産出する。 古来、唐墨 とうぼく には唐硯 とうけん 、和墨には和硯といわれているが、要は墨をするとき安定した重量感があり、用途にあった適切な大きさであることも重要である。
15和硯の区分 日本中に硯の生産地があります。
ちょっと水を入れてみるのもおすすめです。
価格は10,000円くらいです。
ここの一定の範囲から産出する硯材のみを「水巌」と称することが主である。 鋒鋩が微細に立っていて、丘全体にまんべんなく存在していれば優れた硯であると言えます。 端渓の石が硯に使われるようになったのは唐代からで、宋代に量産されるようになって一躍有名になった。
唐硯で模様のあるものは全体的に高額です。
洮河緑石硯 [ ] 中期の洮河(現在の)の深底から採石された。
赤間石は山口県旧長門 ながと 赤間関に産出したもので、別名紫金石とよばれ、古赤間には良質なものもみられるが、近年は良石が少ない。
そのときは砥石で磨いて新しい硯面を出す。 墨を溜める為の薄い窪みを墨池(海とも言う)、墨を磨る為の少し高い部分を墨堂(丘とも言う)という。 唐硯(とうけん) 中国の石でつくられた硯で和硯よりも硬く質がいいといわれています。
多くは石で作られるが,ほかに磚(せん),瓦,陶,瓷 磁 ,澄泥,石末,玉,鉄,銅,銀,木,,竹などで作られることもある。
澄泥硯 [ ] 澄泥硯については石を原料としたとする自然石説と、泥を焼成したとする焼成硯説が存在する。
石の出る範囲が広く、種類も多い。
こうなると墨が磨れないので、硯用ので硯面を研ぐ。 こうした含鉄質結核体が沈積し埋蔵されたあとも、岩石生成過程でたえず変化して鉄質成分を集め、暈の数が幾重もある石品を形成した。
当時の製法ではこの高温が不可能であったため、焼成澄泥硯の製法書とするものにはあたかも魔術のような荒唐無稽な製造方法が述べられている。
新年の遊女。
坑仔巌:老坑に次ぐとされている。
職人が硯を作る時には、墨を入れる海と、盛り上がっている陸の間の、滑らかなカーブ状の場所を削るのが、最も苦労する場所となる。 有名な和硯 名称 生産地 性質 土佐硯(とさすずり) 高知県幡多郡三原村 青黒いです。 日本と中国とでは大幅に風土が違うので、確保できる石の模様や色合いの差は大きいです。
3磁器のものは磁硯と称する。
最初は陶器でつくられていましたが六朝時代頃から石でつくられ始めました。
比較的安価。
宋代頃に良質の原石が枯渇したため衰退し、現存するものは少ない。 硯の原形は1枚の硯板で池はなく、固形墨 こけいぼく を直接にするのではなく、他の磨石具を用いてごく小さな石墨をすりつぶし、漆 うるし とか膠 にかわ を定着媒材として使用した。 残った墨(宿墨)が固まって硯に付着すると墨を磨るとき付着した墨が新しい墨と混ざってしまい墨色を悪くし嫌な匂いがつきます。
一般的な硯職人が石の産地に定住し、採掘される石に合った硯を製作しているため、その点に違いがあります。
著名なものに赤間石 あかまいし 、雨畑石 あめはたいし 、若田石 わかたいし 、玄昌石 げんしょうせき 、竜渓石 りゅうけいせき 、鳳来寺石 ほうらいじせき などがある。
代初期頃まで作られていたとする焼成硯については、「当時の技術では焼成澄泥硯を作るための高温を出せる窯は作れなかった」として疑問が呈される場合もある。