ことほどさように大泉洋自体のキャラが世間の皆に広く知られているからこその映画なのだ。

そんなサヤの分身のような彼女が母親役に初挑戦する姿を、多くの人が見たくなるはずだという確信もあった。

『恋するマドリ』（07）で映画初主演を果たし、続けて主演を務めた『恋空』（07）が大ヒットを記録、日本アカデミー賞新人俳優賞を始め、数々の賞に輝く。

2012年、闘病の様子を描いた『無菌病棟より愛をこめて』（文藝春秋刊）を刊行。

しかし、映画の主人公として前へ押し出したかったのと、現代という時代設定を考慮して、お人好しながらも芯の強い女性に変えた。

原作「ささら さや」：加納朋子• また、脚本には時間をたっぷりかけて、小説にはない映画オリジナルの重要なエピソードが付け加えられた。

ささらの家並みが昭和チックでいい感じ。

新垣結衣は可愛いですよそりゃ。

同映画は、全国合計264スクリーンで公開され、2日間の興収は1億800万円を少し超えた程度。

映画感で泣いたのは今年これで２本目です。

初恋アニヴァーサリー（2008年4月 講談社）「向こう岸の少女」（絵：宮尾和孝）• ママの恵美さんが言うには、生まれた時から他の兄弟と違って二重がくっきりして美形！ すぐ、赤ちゃんタレントにすることを決めたそうですw え。

秩父などでロケした架空の町「ささら」が舞台。

3人はすぐにユウスケに夢中になり、以来何かとサヤを訪ねて来ては、子守や家事を手伝い、育児の知恵を授ける。

同年、『白夜行』が東京国際映画祭で特別招待上映される。

両親を亡くしたんだ」 と嘘をつき、精一杯カッコつけたユウタロウはさやの笑顔を見たくてその後も必死でした。

もう一人のシングルマザー・福島リラ、近所のおばちゃんがハマり役の藤田弓子ら脇を支える面々。

サヤに「オレだよオレ」と笑いかける師匠。

遊び呆けて家庭を顧みないとか、浮気症とか そういうわけでもないお父さんが 最近 責められる話をよく見かけるが なーんかなあと 思う。

原作にない「ユウタロウと父親の葛藤」を延々と引っ張ったのも、結局この映画のテーマをぼやけさせるだけだったのでは？ …なんだけど、ユウスケ役の赤ん坊が破壊的に可愛かったので星３つ 笑 幼い頃に両親を亡くし、身寄りが誰も居ないサヤは、売れない落語家のユウタロウと出会い、結婚。

ーここから、ファンタジー要素が色濃くなる。

おしゃべりをはじめるのが遅い子供で、大泉洋さんが演じる主人公の亡くなった旦那さんの魂が入り込むことで、お話できる様になる難しい役どころを寺田心くんが演じていて、すごいなぁと思った記憶があります。

怒りに震えるユウタロウは、いつの間にか師匠に乗り移っていた。

また、原作「ささら さや」は、• サヤ -• プロデューサー - 有重陽一、柴原祐一、星野惠• これは話のスジからは外れるわけだが、 つまり 設定が ぬるい。

というわけで、手作り感あふれる小さな物語ですが、心温まるほっこり系の良作だったと思います。

映画も勿論気になりますが、原作も違った雰囲気が楽しめそうです。

乗り移られる俳優たちは、それを見ながら練習するのだ。

そして、見終わった時、自然に笑顔になっている自分がいたのでした。